心の動きと仕組みを読み解く|心理構造ラボ

感情や思考はなぜ生まれるのか。心理構造からその仕組みを解きほぐすブログ。

心理構造とは何か?人の内側で起きている仕組みを考える


「同じことで何度も悩んでしまう」

「考え方を変えようとしても、また戻ってしまう」

そうした経験はないでしょうか。

対処法や考え方を知っても

なぜか同じところで苦しくなることがあります。

 

それは意思が弱いからではなく

問題が表面ではなく、内側の仕組みに関わっているからかもしれません。

このブログでは、その仕組みを心理構造という視点から見ていきます。

 

心理構造とは何か

苦しさがあるとき

人は「どうしたら楽になるか」という方法を探しやすくなります。

けれど、

その苦しさがどう生まれているかという流れを見る視点もあります。

このブログでは、その流れを心理構造と呼んでいます。

 

私たちは、苦しさを感じると

「どうしたら楽になるか」という方法を探しやすくなります。

もちろん方法が助けになることもあります。

 

ただ、

なぜその苦しさが生まれているのかという仕組みが見えないままだと

同じところに戻ってしまうことがあります。

知識として知ることと、構造として理解することは少し違います。

「不安は悪いものではない」と知っていても

不安が消えるわけではないのはそのためです。

 

なぜ構造で理解する必要があるのか

人は、自分の内側で起きていることが見えないと

出来事そのものや相手に原因を求めやすくなります。

けれど、同じ出来事でも傷つく人とそうでない人がいるように

反応は一様ではありません。

そこには、その人の受け取り方が関わっています。

 

心理学ではこれを認知と呼びます。

心理のキーワード

認知(cognition)

 

人は出来事そのものではなく、

それをどう受け取り意味づけるかによって反応することがあります。

 

方法ではなく仕組みを見るということ

悩みは「どうすればいいか」という方法だけで扱おうとすると

解決と反復を繰り返しやすくなることがあります。

仕組みを見るというのは、正しい方法を探すことより、

なぜそれが起きているのかを見ることです。

原因の流れが見えてくると、無理に変えようとしなくても

選び方が少し変わることがあります。

理解は、操作ではなく見え方を変えることでもあります。

 

もちろん、

苦しいときには「どうしたらいいか」を知りたいと思うのは自然なことです。

方法を求めること自体が間違っているわけではありません。

ただ、方法だけでは戻ってしまう苦しさがあるなら

その背景にある仕組みを見ることにも意味があります。

 

構造理解は、すぐに答えを出すためというより

苦しさを別の角度から見直すための土台になることがあります。

構造を見ることは

対処法に代わるものではなく、対処法を支える理解にもなりえます。

 

このブログで扱っていくこと

・なぜ人の言葉に傷つくことがあるのか

・なぜ境界線に罪悪感を持つのか

・なぜ相手の機嫌を背負ってしまうのか

 

このブログでは今後、

なぜ人は比較してしまうのかといったテーマをはじめ、

「なぜそうなるのか」といった問いを

心理構造という視点から整理していきます。

構造を見ることは、問題を複雑にするためではなく

単純な自己否定に戻らないためでもあります。

「自分が弱いからだ」と片づけない視点として

構造理解は働くことがあります。

 

考えてみること

 

あなたは今、起きている出来事を見ていますか?

それとも

その出来事をどう受け取っているかに目を向けていますか?

 

心理教育者 たえ